1．KPIを意識する

KPIとは「Key Performance Indicator」の略語で、日本語では評価指標を意味します。予め設定した数値を達成することで目標に到達するというのがKPIの考え方です。

企業の年間販促にあたっては漠然とした数値目標のみを掲げるのではなく、目的と数値を融合させて考えましょう。売り上げの具体的な数値を決定した後に、その実現のための行動指針を示すのが、効果的な目標設定の方法です。

2．ターゲット層やペルソナをイメージする

やみくもな販促にはどうしても無駄が生じてしまいます。企業販促では、ターゲット層を絞ることを意識したいものです。販促計画においては、平均像を1人の人間に落とし込むというペルソナ設定が有効です。年齢や性別、居住地や年収、考え方や趣味嗜好など作り込んだ人物像を提示し、その人物に対して効果をもたらすような販促を考案していきましょう。

3．コンセプトを定める

ターゲットに対して効果的に訴えかけるためのカギはコンセプトにあります。「媒体を絞ってプロモーション活動をする」「若年層に人気のショッピングモールでイベントを行う」など、コンセプトを一貫させましょう。近年では、オンラインとオフラインを融合させるOMOという手法で販促を行う企業が増加しています。「店頭販売とSNSを組み合わせる」など、オンラインとオフラインを分けない販促手法を考案するのも効果的です。

4．具体的な施策を提案する

方向性が定まったら、具体的な施策をデザインしていきましょう。目的やターゲット層が定まっていれば、必要となる販促方法はおのずと絞られてくるものです。どのような媒体を使うべきか、どのような施策が購買活動につながるかという視点からアイディアを出し合って、最も効果的な販促方法を検討していきましょう。

5．販促の効果をフィードバックする

実際の販促を行った後は効果を検証しフィードバックを残すことが大切です。年間販促計画におけるKPIと販促の結果を照らし合わせることで、施策の問題点や反省点が浮かび上がってきます。次回以降の販促活動に向けて再立案をし、販促の効率を高めていきましょう。

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